ブリュッセルのダウンタウンでウォールアートを観賞♪

ネットサーフィンをしていたら…、ブリュッセルで開催されるストリートアートの無料ツアーを発見して、先週末参加してきました!ツアー開催者は「visit.brusseles」という旅行会社で、ベルギーの観光に役立つ立派なサイトを運営しています。 サイトはこちら↓

私が参加したツアーは、英語でブリュッセルのセントラルの各所にあるウォールアートを歩きながら説明してもらうというもの。他にフランス語、オランダ語のツアーもあったし、ちょっと郊外を自転車でまわるというものもありました。参加したツアーの詳細はこちら↓

このツアーは終わってしまいましたが、このvisit.brusselesさんは結構精力的にいろいろなイベントを催しているようなのでチェックしてたらまた何か面白そうなものが見つかるかも。

これを見て、「ベルギーって漫画が有名なの?」と思われた方もいるかもしれません。

そう、ベルギーは実は日本と同様、漫画大国なのです。私は漫画に疎いので、実は今まであまり知らなかったのですが、タンタン(Tintin)を始め、スマーフ(The Smurfs)、ル・シャ(Le Chat)など世界的に超有名漫画が輩出しているのです。ベルギーでは漫画はアートと位置付けられていて、1993年から街の一角に漫画の一場面を描くプロジェクトが始動しました。これによって、地元の活性化も期待されています。

今まで意識していなかったけど、意識し始めるとほんとうに街にアートが溢れていることに気付きます。最近素敵なストリートアートを見かけると写真を撮ったりしていたので、今回のツアーも大体知っている作品だろうなぁと高を括っていたのですが、意外と知らないものも多く、新たな発見が沢山でとっても楽しかったです。

13時に中央駅付近に集合して、そこから1.5時間でまわるという限られた時間の中だったので、全ては見きれませんでしたが、私が特に気に入ったいくつかのウォールアートを紹介しておきます。



まずはこちらの作品「Le Passage」。ちょっと違うブリュッセル「パラレルワールド」を描いた絵。最初からこれが来て、おぉ、マニアックだなぁと嬉しくなった作品です。映ってないけど、下にはマグリットの絵に出てきそうな山高帽の紳士がいます。


お次はグランプラスとのコラボレーションが素敵な「Broussaille」原作の女の子はもうちょっとボーイッシュだそうですが、この漫画を知らない観光客のために、ここでは女の子と分かるようにフェミニンに描かれたそう。



イギリス紳士を描いた「Victor Sackville」

背景に描かれているファサードを持った家は実はこのストリートの奥に実在するもの。この写真にも通りの右側に3分の1ほど、映っています。絵と街を一体化させる試みはいくつか見られました


次はAnnessensの駅からちょっと西に入ったエリアのウォールアート。この辺りはガラリと雰囲気が変わって一気にイスラーム&アフリカンな世界になります。通りを歩いている人は、イスラムのワンピースのような涼しげな民族衣装や、アフリカの鮮やかな色と模様のパレオを着ているし、お店もアラブ風なものが沢山あります。特に観光名所でもないので、普通にブリュッセルを歩いているだけではなかなか入らないエリアなのですが、今回ガイドさんが連れてきてくれました。彼はソーシャルワーカーもしていて、このウォールアートを描くことによって、この地域の活性化という狙いもあったと教えてくれました。


「Lucky Luke」

影よりも早く銃を撃つというLucky Lukeが銀行強盗を捕まえる絵


「Astérix & Obélix」

70カ国以上で愛読されているAstérix & Obélixの有名なシーン。フランス語の授業でも題材として出てきました。

この辺りはなんとなく、道でたむろしたりタバコを吸ったりしている人が多く、1人だったらちょっと不安になってしまうような雰囲気のエリアでした。アートでちょっとでも明るくなるといいのですが。。


こちらはツアー後に自主的に行ったところ。

上が「Neron」という作品で、下が「Bob & Bobette (Suske & Wiske - Spike & Suzy)」。

アンチヒーロー像で有名なNero。この絵の一番上にいるおじさんです。2本の髪の毛と大きな鼻が特徴的。

小便小僧がベルギーの有名なコミックヒーロー達を持ちあげている絵。


ブリュッセルにあるコミックアートの地図はこちら↓で確認出来るので、ぜひ絵を探しながら街を歩いてみてください。新たな発見があってきっと楽しめるはず!


ウォールアートを探しながら歩いて、こんな素敵な路地に入り込んだりも。

普段は行かないような路地を歩いて、行ってみたいカフェやレストランをいっぱい発見しました。

ウォールアートのおかげでまた新たなブリュッセルを知れて嬉しい限り!

Atlanta Life ~via Belgium~

2015年~2017年はベルギーで。2017年8月よりアメリカはアトランタで生活を始めました。

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