アイルランドもろもろ

体系だった旅行記になってませんが、アイルランドでの備忘録として、思ったこと、気付いたことなどここに書き留めておこうと思います。
 
クローバードア

アイルランドには木金土の夜宿泊したのですが、金土はホテルの値段が急上昇します。ということで私たちは木曜日は中心地のホステルを69ユーロで予約、土日は中心地からバスで30分ちょっとかかるところにしました。

そんな不便なところですが、土曜の夜なんて100ユーロもします。

でもバスで住宅地の中をくねくねと行くのもなかなかの社会見学になって楽しかったです。

中心地は便利ですが一般の人たちが生活している家は見れないので。

さて、そのアイルランドの一般的な住宅ですが、ぱっと見は比較的新しい新興住宅のような感じです。同じようなプレハブ的な家がずっと続いてて日本でよくある積水ハウスとかの家みたいな感じ。 でもよく見るとドアや窓がとても可愛いんです。ドアの一部(真ん中のあたり)はガラスがはめ込んであり、そのガラスにはケルトの模様があしらわれています。ケルトは文字を持たなかった民族で、文字の代わりに様々な美しい模様を残していたそうです。アイルランド人はケルト人としての誇りをこういうところでずっと持ち続けているんですね。 

写真上<ダブリンの住宅街>                 

写真下<ドアのアップとガラス部分の模様>

<ドア色々>
 
クローバー美術館(National Gallery of Ireland)
ダブリンにあるアイルランド国立美術館です。
 
料金は嬉しい無料!そして写真撮影も可
ここにはあのフェルメールの絵が!自称フェルメールハンターとしてもちろん見に行きました。
「手紙を書く婦人と召使」という絵があります。
このメイドさんの表情がとてもいいですね。ご主人様が手紙を書いている間よそ見しながら別のことを考えてちょっとニヤっとしている。手紙なんてほんとにどうでもいいんだな(笑)という感じが伝わってきて、本当にイキイキとした絵です。
 
 
クローバースコーン
ロンドンとスコットランドに遊びに行って、スコーンが大好きになりました。
そこでアイルランドでもスコーンを食べました!しかも4回も。アイルランドもスコーンの国なのです。
なんでそんなに沢山食べたかと言うと…、ずばり私が思い描いていたものと違ったから。
食べる度に、「いま食べたのが偶然違ったのかも…」と思い数回挑戦したのですが、毎回同じものが出てきたので悟りました。これがアイルランド流なのだと。
私はスコーンにクローテッドクリーム(生クリームとバターの真ん中のようなもの)をたっぷり塗って食べるのがとても気に入っていたのですが、アイルランドのクリームはコーテッドクリームではなかった…のです。普通の生クリームのような感じでバターが別でついてくるのです。自分で混ぜろという意図と取ってやってみたのですが何か違う。。ということでスコーンはイギリスに軍配があがりました。
<クリーム、バター、ジャムがついたスコーン>
 
クローバー図書館
ダブリンに来て、必ず行かなければ行けないところとしてまず名前が挙がるのがトリニティ・カレッジの図書館でしょう。トリニティカレッジはアイルランドで最も古い大学で、その図書館はアイルランド最大規模を誇ります。またスターウォーズのジェダイの図書館のモデルにもなったと言われています。確かに似ている!
それだけでなく、この図書館には世界一美しいと言われている「ケルズの書」という1200年前に書かれたキリスト教の本が保管されています。
<古本の匂いが充満していて歴史を感じる>
 
ケルズの書は残念ながら写真NGでしたが、とあるレストランでレプリカを見かけたのでその写真を貼っておきます。本物はとても豪華で絵のようでした。文頭のアルファベットがすべて飾り文字になっていて動物の形をしていてとっても凝っています。ページの一枚一枚も子牛の皮(羊皮紙ではなく犢皮紙)で、とてもしっとり、そしてしっかりとしています。本というか贅沢な美術品という感じ。入場料が10ユーロもしましたがこれは一見の価値ありです。
トリニティカレッジ図書館
 
またここにはアイルランドの国章であるアイルランド最古のハープも飾ってありました。
ハープはギネスビールやライアンエアーのロゴ、アイルランドのユーロのコインのデザインにも使われています。
 
クローバー経済
アイルランドに行く前に私が知っていたのはアイルランドは法人税が安い、財政難に陥ったことがある、ということくらいでした。
ちょっと調べてみたらアイルランドの強みは以下の4つのT(ハード面)と4つのE(ソフト面)だそう。昔会社で投資の仕事をちょっとかじっていたのでなるほど、ととても納得しました。確かにとても魅力的な投資先ですね。グーグルやアップルなど超有名企業もアイルランドに進出しています。
4つのT
①Tlent(人材のレベルが高い)
②Track record(実績。過去に企業の投資実績があり、さらにその後の再投資がある)
③Tax(法人税 12.5%)
④Technology(技術)
 
4つのE
①EU加盟国
②English(英語が母国語)
③Ease of business(ビジネスのやりやすさ)
④Education(教育)
 
ちなみにアイルランドは2010年に財政難に陥り、IMFやEUに救済を申請。救済プログラムの元で緊縮財政を行い、財政再建を実施しました。アイルランドは財政再建を果たした初めての国になったそうです。
 
以上、アイルランドの備忘録を徒然と書いてみました。
6月にまたケルトの国(地域)、スコットランドに行ってきます!

Atlanta Life ~via Belgium~

2015年~2017年はベルギーで。2017年8月よりアメリカはアトランタで生活を始めました。

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