私のチーズ入門5 Mimolette(ミモレット)
今日はMimolette(ミモレット)チーズです
これもカルフールでざっくり100グラムで1ユーロのチーズ。安い!
エダムチーズやゴーダチーズと一緒に購入しました。
ベルギー生活の嬉しいこと、それは安く、かつ沢山の種類のチーズが手に入ること。
日本食が高価であまり食べれなくなった今、ヨーロッパの食材にチャレンジした方がお財布にも優しいですね。それにこっちの文化を知ることで生活も楽しくなりますし(^^)
ではまずミモレットの基本データから。
基本DATA
- タイプ: セミハードタイプ/ハードタイプ
- 産地: フランスの北部。AOPはなし。
- 原料: 牛乳
- 表皮: オレンジかかった黄色から明るい茶色、乾燥して粉が吹いている場合も
- 中身: オレンジかかった黄色から明るい茶色
- 形状: 上下両面が平面の球形
- 熟成: 6週間以上。3カ月ものが若い、6か月ものが半分古い、12カ月ものが古い、24か月ものがとても古い、と分類される。
- 料理: サンドイッチやサラダ、スナックチーズとしても
- マリアージュ: 赤ワイン
- 味: マイルドでクセがない、エダムと似ている
見た目からオランダのチーズだと思い込んで、オランダチーズとの比較のため買ったのですが、調べてみるとフランスのチーズでした。名前のミモレットもよーく見ると、「mi-molette」で半分柔らかいという意味のフランス語。
でも私がオランダチーズだと思ったのもあながち間違いではなかったみたい。
ミモレットはもともとオランダのエダムチーズを真似して作られたチーズ。
17世紀フランスのコルベールというルイ14世の財務総監の時代に外国品の輸入が禁止され、オランダのチーズが入ってこなくなり自国で作り始めた、というのが起源です。
よって製法もエダムチーズと同じダニ熟成です。
ミモレットのトレードマークであるこのオレンジ色は、ベニノキの実から採られた植物色素「アナトー」によるもの。自然由来の着色料なので味にも体にも影響はありません。
でも何でわざわざオレンジ色をつけるの?と思って調べてみましたが、明確な理由はなさそうです。フランス人に言わせるとその方が美味しそうだからとのこと。確かにエダムと並べるとミモレットの方が美味しく見えますね…!
左:ミモレット、右:エダム
味はミモレットの方がクセがある感じです。
エダムは日本のプロセスチーズみたいな感じで、日本人の私にとっては食べ慣れた味ですが、ミモレットはもう少し濃い味で匂いもエダムより強い。今回は若いミモレットを買いましたが、熟成が進んだものはよく「からすみ」の味と表現されます。同じ製法で作ったチーズでもお国が変われば結構別物になるんですね。フランス料理は個性的で味が濃いものが多い印象ですが、チーズも例外ではないのかもしれません。
今週末は友人の家で日本酒パーティの予定
次回はからすみチーズを試してみようと思います。日本酒とよく合いそう!
こうやってTPOに合わせてチーズ選びが出来るようになってきたのも嬉しいです^^
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