素敵なドライブとシギショアラの街

ブラショブの次はSighisoara(シギショアラ)へ向かいここで1泊、その後はSibiu(シビウ)に向かいます。 車で田舎道をのんびりドライブ。

シギショアラ周辺のドライブが本当に本当に良よかった!おそらくこの旅のベスト。

百年以上前からほとんど変わっていないんだろうなぁという牧歌的な風景がずっと続いていて、小麦畑とトウモロコシ畑に挟まれた一本道を走って、10キロ弱おきくらいに小さな素朴な村落が出現します。ブラショブからシギショアラまでは赤瓦にクリームがかった壁が多かったのですが、シギショアラからシビウに向かう道は赤瓦にカラフルな壁が多かった印象です。築年数は相当古そうですが、石造りのため長持ちしていそう。電気が通ったことを除けばきっと何年も前と同じ風景なんだろうなぁ。

ちょうどブタクサの花が満開で山が黄色く色付いたのもとても素敵でした。あとヒマワリはだいぶ時期が終わっていましたが、大きなヒマワリ畑も何度も見ました。ルーマニア人はヒマワリの種が大好物らしく、よくヒマワリの種の殻が道端に落ちています。スナック菓子を食べるよりだいぶ健康ですね。

<走っていると10キロ弱おきに村落が出現。どの村も一番高い建物は教会で、それを取り囲むように出来ています>

<いくつか村に立ち寄りました。とある村の要塞の上から>

<カラフルな壁の家々>


また、日常使いの馬車とものすごく沢山すれ違いました。観光馬車はブリュッセルでも良く見るけど、こんなにも沢山の日常馬車を見たのは初めて。みんな薪や藁や、人を運んでいます。藁が沢山積まれた荷台の上に家族が乗っかっていたり、少年たちが薪を積んだ荷車を交代で走って引いていたり、ほんとにのどか。あと野良犬に気を付けて運転するのはもちろんのこと、野良豚までいました。

この穏やかな風景にとても心が癒やされて、ルーマニアに来て良かったねぇと何度も夫と言い合いました。昔はもうちょっと都会が好きだったと思うのだけど、趣向が変わったのか、私も歳を取ったのか。とにかく最高のドライブでした。


村もちょっとずつ違っていたりしてそれを見るのも楽しい。例えばある村は家の全てに十字架マークが入っていたり、ある村では屋根が二重〜六重になっていたり。


<全ての家の正面の屋根の下に十字架マークが>


楽しいドライブのおかげであっという間にシギショアラに到着。ここはルーマニア人が観光客に必ず勧める、日本で言うと京都のようなところ。中世の面影を色濃く残し、素朴な魅力があります。

12世紀にハンガリーの王様がザクセン人を入植させ、この街の歴史は始まりました。15〜16世紀が繁栄の絶頂期でこの頃には15のギルドがあったそうです。ザクセン人の影響で、教会はルター派だし、ドイツ語学校もありました。この街の第二外国語はドイツ語らしく、レストランに入ってもルーマニア語とドイツ語の2カ国後表記。


 街はどこを見ても絵になってとっても可愛い!ここもまた何処となくメキシコを思い出しました。ここにもしサボテンがいっぱいあったらメキシコの村の雰囲気にそっくり。真っ青な空と太陽、乾燥した空気、カラフルな家、ラテン系の人たちがメキシコを思い出させるのでしょうか。とにかく散策が楽しくて楽しくてカメラ片手に色んな路地に入っては家の写真を撮りました。


<カラフルな可愛い路地を散策>



<このおじいちゃんがとても可愛かった。ベンチに忘れたクッションを取りに行っていました>



<ルーマニアは野良犬がとても多い>


<ずっと人間観察をしながらおしゃべりしてたおばちゃん達>


<素敵な木漏れ日のカフェ>


楽しい楽しいシギショアラ散策でした。次の目的地はシビウです!

Atlanta Life ~via Belgium~

2015年~2017年はベルギーで。2017年8月よりアメリカはアトランタで生活を始めました。

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