もしや冬季うつ?
ここ数週間なんだかずーっとモヤモヤ。
会社で仕事してる時は特に何も感じないのですが、仕事を終えて家に帰ってからが何もやる気が起きない。ご飯も作る気がしないし、ジムも行く気がしないし、勉強する気もしないし、旅行の計画を立てる気もしない。 ぼーっと連ドラを見て、さっさと寝る準備をして、早い時間にベッドに入って、何となく眠くなるまで本を読む(しかも新しいやつじゃなくて読んだことあるやつ。好奇心までなくなってるのか?)。
自分で言うのもなんだけど、私は割りとモチベーションが高い方で、色んなことに興味があって、常に何かやっていないと気が済まない人間なのだけど、それが最近何もやる気が出ないんです。特に悩みがある訳でもないので、何でかなぁと思っていたら、おそらくですが原因は冬季うつ。
思えば11月から働き始めてから殆ど太陽を浴びていない。去年はベルギーで過ごす初めての冬だったので冬季うつにならないようにビタミンDを飲んだり(こっちでは冬季うつ防止のビタミン剤が薬局にたくさん売ってある)、積極的に出かけたり、友達とのホームパーティーを開催したり、かなり精力的に対策を立てていました。
でも今年は働いているので平日は1分も太陽光を浴びてません。出社時は真っ暗だし、帰る頃にもまた真っ暗。車通勤なので、外を歩く時間もほとんどなし。そりゃあ日光足りずに、ヨーロッパの冬の名物の冬季うつにもなっちゃうよなぁと納得。
ヨーロッパでは太陽光は本当に大事で、日本であんなに日光を避けていた私も、こっちでは日光を見るとすかさず当たりに行くくらい。よく冬のベンチで甲羅干しをしている人達を見て昔は不思議に思っていたけど、今ならものすごーく納得出来る。太陽光を出す家電だって売ってあるくらい。
私の会社では、マネージャーには大きな窓がついています。私は一般社員なので、近くに窓はなく、マネージャーの部屋の窓越しに遠くに見える風景をおこぼれでもらう程度。最初は何とも思わなかったんですが、最近この窓の重要性がわかってきました。マネージャーというとてもストレスのかかる仕事をしているので、彼らは大きな窓を得る権利があるんですね。
職場に窓があるか、というのは非常に重要な問題なんです。窓を要求する社員もたくさんいるし、会社で鬱になったことを窓がなかったからだとする人もいます。
そんなヨーロッパの冬季うつ事情ですが、私はちょっとやる気がない程度なのでご心配なく(基本的にビールを飲むととても元気になる。夫には逆に心配されるけど)。
最近は春の兆しを感じて、朝日を拝むことができただけで、新芽を見ただけでとてもハッピーな気持ちになっているので、きっとこのモヤモヤも、もうすぐなくなると思っています。
そんな今日は夫が出張だったので、一人で飲みに行ってきました。行き先はずっと行ってみたかった、ビールが1500種類も置いてあるルーバンのビアカフェ(後日報告します)。悩みに悩んだ一杯で1人お疲れさま会。
さて、今週も折り返し地点、あとちょっと頑張ろう!週末はまたまたロンドンに遊びに行ってきます。
<夫の受験が一山超えたので、ちょっと頑張ってケーキを焼きました>
ちなみに私が二度読みしている本はこちら。
特に海外在住者にはぴったりなんじゃないかという二冊。村上春樹は大好きで全部読んでいるんですが、なんか彼の作品って浄化作用がある気がするんですよね。特にエッセイは無害で、ハラハラドキドキもなく、心がちょっとずつ溶けていく感じ。もし、冬のヨーロッパで冬季うつ気味の人がいたらどうぞ。特に遠い太鼓は村上さんがヨーロッパに住む話なのでオススメです。
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