「神様メール」キュートなエアちゃんと懐かしのベルギー散歩
早くもベルギーが懐かしくて、ベルギー関連の映画を見ています。
今日見たのは「神様メール」という映画。去年公開の映画でずっと見たいなぁと気になってたんです。原題は、「Le Tout Nouveau Testament」で、新・新約聖書という意味で、邦題とだいぶ違いますが、邦題で新約聖書なんて付けたら日本人はちょっと固いイメージを持っちゃいそうだから、神さまメールっていうのはまぁまぁのタイトルじゃないかなと思います。主人公の可愛い女の子ともマッチしているし。
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で、どんな内容かというと、かなりハチャメチャです。主人公は神の娘という10歳くらいのとてもキュートな女の子(エアという)。神様一家はブリュッセルのアパートに住んでいるという設定で、まず最初にブリュッセルを造った。それから色々動物とか造ってみたけどしっくりこなくて、最終的に人間を創造。
ただこの神さまというのが、とてつもないクソ親父ですごーく性格が悪くて、人間同士を戦わせたり、「嫌なルール」というのを日々作っては楽しんで暇を潰して過ごしています。嫌なルールというのがまた結構身近で面白いんだけど、例えば、「隣の列の方が早く進む」とか、「パンはジャムが付いている側が下になって落ちる」、などなど。
そんなクソ親父に嫌気がさしたエアちゃんは、神の仕事道具であるパソコンを使って、世界中の人に余命宣告のメールを一斉送信。エアちゃんは、人間達に運命に縛られずに生きて欲しいと思ったんですね。そして人間界へと降りていきます。余命宣告を受けた人間達はどうなるか?人間界へ降りたエアちゃんと、使徒に選ばれた人間達のハートフルな触れ合いも見どころです。
感想はというと、かなりシュールレアリスティックな感じの映画です。さすが、マグリットの国ベルギー。意識してのことか分かりませんが、マグリットの使う題材などもちょこちょこ出てきたし、とにかく映画が進むにつれどんどんシュールな絵が増えていきます。
使徒を新たに6人追加するという設定で、一人一人とエアちゃんが触れ合っていくのですが、6人はちょっと多かったかな、途中で若干冗長になってしまった。でもエアちゃんの可愛さで色々とカバー出来てます。あと、私的にはブリュッセルの懐かしい風景を見れたのが大満足。映画全体としては、そこまでタイプじゃなかったけど、ハチャメチャさは笑えるし、エアちゃんは可愛いし、懐かしいブリュッセルは見れたし、まぁ良かったかと思います。
さぁ、次は何を見ようかな。
ベルギー関連の映画は数が少ないのですぐに見終わってしまいそうです。
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