あまくない砂糖の話
「あまくない砂糖の話」という映画を父に勧められて見てみました。
この映画、とっても良かった!私の今までの間違った認識をガラリと変えてくれた作品。現代人がいかに糖質を取り過ぎているか、よおーく分かりました。
この映画は、2016年公開のオーストラリア映画。
オーストラリア人の超健康的な男性、デイモン(職業:俳優)が、妻の妊娠を機に現代人が毎日普通に摂取している砂糖大さじ40杯を2カ月間摂取するとどうなるか、という実験にチャレンジします。被験者のデイモンは健康体そのもの。加工食品は食べず、果物、ナッツ、野菜、肉などを食べるという素晴らしい食生活。実験ではファーストフードは食べず、所謂私たちが健康と信じているシリアルやヨーグルト、スムージーなどの「ヘルシー」な加工食品を食べるのですが、、、なんと簡単に砂糖1日大さじ40杯のノルマをクリアしてしまいます。健康体そのものだったデイモンはどんどん太り、各種数値も悪化し、不健康になっていく…そんなショッキングな展開が繰り広げられます。
映画は2時間切る長さで、説明の仕方もポップでとても分かりやすい。沢山のことを興味深く学ぶことができました。私が特に納得&衝撃を受けたのが、以下のポイント。
- そもそも人類の長い歴史の中で、そんなに砂糖を摂らずに生きていける体になっているのに、近年はとても効率的に簡単に糖質を摂れるようになってしまい、摂取過多になっている。新人が誕生したのが20万年くらい前だから、私たちがこんなに簡単に砂糖を取れるようになったのは、ほんとにごく最近なんです。この長い歴史の中で考えたら、確かに現代は砂糖の超摂取過剰ですよね。
- そしてもう一つ。私たちは脂肪はよく気にします。スーパーには脂質50%オフ、とかLow Fatの商品が沢山並んでいることから明らかです。が、なぜ私たちは脂質には敏感なのに、糖質には無頓着なのでしょう。それは過去にアメリカで砂糖vs脂肪の戦いがあり、砂糖業界(コカ・コーラなどの大企業)が勝利し、脂肪が悪者になったからなのです。本当の真実よりも、大企業の利益のために、私たちの健康が損なわれていたとは。。
そういう訳で、この映画を見てから糖質を意識するようになりました。すると何と1週間で2Kgも減!でも食事の量も減らしてないし、運動もしていません。意識したのは食材の糖質量を調べて、糖質の多い食品を少ない食品にちょっとシフトしただけ。それだけで2Kgも減るなんて、今までどんだけ糖質過多だったのか…。食事には気を付けている方だと思っていたのですが、思い込みでした。さらに、低糖質にしてから体脂肪、内臓脂肪も落ちました。
今まで、例えばヨーグルトを買うとき、特に意識せず「ローファット」の方を買っていましたが、でも実はローファットの方が糖質が多かったということが分かりました。これにはびっくり。今まで品質表示はカロリーと脂肪欄しか見ずに買っていたのを、糖類の欄を見て買うようになりました。
そして、朝のスムージーに使う果物を糖質の少ないものに置き換えました。バナナはとても高糖質と知ったので、それをキウイやオレンジにチェンジ。これも効果があったみたいです。
あと2日に一度くらいの頻度で作っている手作りお菓子のレシピを低糖質のものに変えました。今までは普通のレシピで砂糖を1〜2割減にしていただけだったのですが、それをガツンと半分に。そして小麦粉を使わずアーモンド粉、卵、ココアなどで置き換え。糖質制限をしていても、やっぱりお菓子は食べたいもの。でもこれで罪悪感なくパクパク食べれるようになりました。
最後にもう一つ、驚きの効果が。私は朝イチの授業のあと(9時に終わる)、いつもすごい倦怠感と睡魔に襲われていたのですが、低糖質にシフトしてからそれが全くなくなりました。おかげで勉強や、やりたかったことがはかどってます。こんなに嬉しい副産物があったとは。
ちょっと低糖質を意識するという些細なことで、こんなにも体に変化が起きて驚いています。あんまり頑張るとストレスになるので、意識するということを続けて、ゆるゆると継続していきたいです。だって、たまには甘いお菓子も食べたいし、ビールも飲みたいですもんね。
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