週末文化活動 ベルギー絵画の会で美術講座
今週末はかなり文化的に過ごしました!
土日で美術とバレエを観賞
土曜日は「ベルギー絵画の会」という近所の教会でやっている講義に初参加。
※ベルギー絵画の会 ⇒http://www.kaiganokai.com/
日本人のプロの美術評論家の森先生という方が絵の解釈について教えてくれます。
今回はオルセー美術館の印象派がテーマ。
マネ、モネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌなど全て知っている絵だったのでとても楽しく聞くことが出来ました。
10分休憩を含む2時間の講義で料金は5ユーロ、Stockelのプロテスタント教会の裏の小部屋で開催されました。
一番面白かったのがルノワールの「都会のダンス」と「田舎のダンス」のお話。
左:田舎のダンス
右:都会のダンス
左の絵はルノアールの妻アリーヌ、ルノアールの絵にしばしば登場する健康的な癒し系の女性が描かれています。そして右の絵に描かれている女性が当時の浮気相手(なんとモーリスユトリロの母)。男性の顔が隠れているのはルノワール自身が後ろめたい気持ちだったから、とか。
そして都会の女性はちょっと悲しそうに左の方向、すなわち「田舎のダンス」の方向を見ています。
これにはルノアールの決心、つまり田舎のダンスの女を選ぶという決心が描かれているそうです。
まさかこの絵にこんな解釈があったとは。
ちなみに森先生はモーリスユトリロはルノアールとこの絵のモデルの女性の子なんではないかと推察されているそうです。もしそうだったらびっくり!
ベルギー絵画の会では、定期的に絵画の講座を開いていたのですが(何と9年間も!)、残念ながら今回が最後の定期講座でした。。今後は不定期に活動していくとのことでまたあればぜひ参加したいです。
活動情報はベルギー絵画の会のHPで確認できますよ。
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