ラトビア旅行 超ユニークなアール・ヌーヴォー編
ラトビアの首都、リガと言えば、アール・ヌーヴォーの建築が有名です。アール・ヌーヴォーはフランス語ですが、現地ではドイツ語で「ユーゲント・シュティール」と言うそう。ラトヴィアでアール・ヌーヴォーが建築ラッシュだったのは、ソ連の支配時だったのに、ドイツ語名となったのは、当時ソ連とドイツに交互に支配されていたからでしょうか?
ベルギーもアール・ヌーヴォー大国ですが、優美なベルギーとは一味違う、なんだかくすりと笑えるユニークなのがラトビア流。ちなみにブリュッセルもリガのものも、アール・ヌーヴォー建築群は世界遺産に指定されています。
リガのアール・ヌーヴォー建築のモチーフは動植物や人間ですが、ちょっとへんてこなものが多くて、笑ったり写真を撮ったり大忙しでした。上ばかり見ていたおかげで首が痛くなってしまいました…
ラトヴィアでアール・ヌーヴォーの建築は19~20世紀初頭に花開きます。
その頃にラトビアがソ連の支配下に入り、リガでは建築ラッシュが起こりました。その際に最先端建築技術として用いられたのがこのアール・ヌーヴォー様式だったのです。
アールーヌーヴォーとは19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に開花した国際的な美術運動。「新しい芸術」を意味する。花や植物などの有機的なモチーフや自由曲線の組み合わせによる従来の様式に囚われない装飾性や、鉄やガラスといった当時の新素材の利用などが特徴。分野としては建築、工芸品、グラフィックデザインなど多岐に亘った。Wikipedia
ではここからユニークなリガの建築を一挙公開!!特に新市街のアルベルタ通りを中心に、見応えのある建築が多く残っています。
まずは一番インパクト大!なこちら↓
この上の顔3つがなんとも言えない。特に両端の女性のアンニュイな表情…(笑) 横から見ると目が合いそうになります。
斜め横から見るとこんな感じ。この大きい顔から、この建物は通称”顔”と呼ばれています。真ん中の男性の表情も口をあんぐり開けてショッキングなことでもあったかのよう。そして下には鷲。うーむ、センスがすごい!
お次はこちら↓
呆然と口を開けた表情の上にギリシャ風の絵。もはや作者の意図が謎…
悲痛な叫びをあげているような男性
凛とした表情の女性。真ん中には別の顔が。
ドラゴンに見下ろされたり…
内部が見学できるところも。中もしっかりアールヌーヴォーしてました。
でもベルギーの方がきらびやかで見ごたえあるかな。
かなり重そうに家を支えている男性達
これぞ曲線美!窓もアールヌーヴォー。上には2タイのライオン、そして真ん中には3つのメデューサがいます。ほんとに芸が細かい。
油断をしてたらこんなところにも人の顔が…
ここで紹介したのもほーんの一部。
街中にはものすごく大量のアール・ヌーヴォーが溢れています。しかも一つ一つ題材がユニークで、作者に、どうしてこれを作ろうと思ったの?って質問したくなるようなものばかり。
ぜひリガでアール・ヌーヴォーを見に行ってみてください!
おまけ☆
旧市街にも、一部アールヌーヴォーが取り込まれた建築が沢山ありました。
中国人風のおじさん
カエル
髭のおじさん
まだまだ沢山載せたいところですが…、今日はこの辺りで!
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