サンジル散歩 カフェのつもりが途中からビール!
最近つるみまくって友人とまたまたカフェ巡り(しかも2日に渡って)してきました。
こうもストイックにカフェ巡りしてるとだいぶ近頃のブリュッセルのカフェ事情に詳しくなってきますね(笑)
友人とは、先週末のグルメ&ワインイベント「eat! BRUSSELS, drink! BORDEAUX」でご一緒したひきりんさん。このイベントは彼がばっちりレポートしているのでブログのリンクを貼っておきます。今年はもう終わってしまいましたが、とても楽しいイベントだったので来年よかったらどうぞ。個人的にはワインというより、ブリュッセルの注目レストランが発掘出来たのが嬉しかったです。
さて、私は何事にも熱くなったらローラー作戦でがーっと行っちゃうタイプなので、この日もストイックにカフェ発掘。
(ちなみに先週行った二軒はこちら Mocca BoccaとParlor Coffee Roasters)
この日まず向かったのはJAT Cafe。夏日だったのでクーラーがあるところ…ということで、クーラーの効いてるここをチョイス。
あまりの暑さに(30度くらいなので日本に比べたら大したことないのですが)、コーヒーを飲む気にはなれず、グレープフルーツジュースをオーダー。普通の生絞りだったのですが、この日は朝から運動したりしてたのでクエン酸が身体に染み渡って気持ち良かった! そんなに人がいなかったので友人と大きなソファー席を独占。人間観察をしながらひとしきりお喋りを楽しみました。それにしても最近、バラバラの形や色のソファーや椅子を置くカフェが多いですよね。あと決まってペンダントランプ。これでオシャレ感は出るんですが、何かどこも同じような雰囲気になっちゃってちょっとつまんないなぁという気も。こうやっとけば正解って感じでデザイナーさんは楽なんでしょうが。。
JAT Cafeは甘い系のドリンクメニューが豊富。モカやマシュマロ入りカフェやシェイクなど。抹茶ソイラテもあって、ひきりんさんはそちらをオーダー。美味しそうでした。
私の好みのシンプルなドリップ系はなさそうでしたが、空間は居心地いいし、立地も悪くないし、甘くて美味しいコーヒービバレッジが飲みたくなったらまた来たいな。
<外観はこんな感じ>
<店内の様子。いろんな形のソファーもあってくつろげます>
その後は街をキョロキョロしつつ、40分くらい暑い中を歩いて南駅近くのスタイリッシュな新顔と噂のMammothに。この周辺はだいぶダウンタウンとは雰囲気が違って、アフリカか中東のような感じになってくるので(人種は90%アフリカンか中東系でみな民族衣装を着ていてとってもエキゾチック!)、ほんとにスタイリッシュな今風カフェが出てくるんだろうかと思っていましたが、ちゃんとありました。 が、、なんと閉まってました… ちゃんと開店時間に行ったのだけど。。ということで写真だけ撮って退散。はい、こちらも今風な感じですね。南駅からすぐだったので、この辺りに泊まっている旅行者などに需要がありそう。
<窓から撮ったMammothの店内>
Mammothはこの界隈では浮いていましたが、こういう1か所から「オシャレ」が発信されていずれ街が変わっていくのかもねぇなんて話ながら、次の目的地へ。
暑過ぎてもはやコーヒーという気分ではなくなってしまったので、アール・ヌーヴォーのインテリアが素敵なビアカフェ「La Porteuse d'Eau」に行ってきました。 この辺は素敵なアールヌウーヴォーのお家が沢山あるので大好きなエリアです。
爽やかにぐびっと飲めるビールがいいなぁと思い、Trappeのブロンシュにしたのですが、これがあまり美味しくなかった。友人が頼んだVal Dieuの記念醸造ビールがとても爽やかなホップの香りでこっちにすればよかったーと激しく後悔。でも電車のボックス席のようなテンションの上がる可愛い席に座れたので良しとします。
<店内の様子。アールヌーヴォーの装飾がキレイ!>
ビールを1杯引っかけた後は小腹を満たしにサンジルのマルシェに(Marché Place Van Meenen, Saint-Gilles)。毎週月曜日の午後から20時くらいまでやってるマルシェ。なかなかハイソな感じで、ワインスタンドなんかも出ています。会社帰りにマルシェで1杯なんて、なんと素敵な人生なんだろう!
私たちはノルマンディのガレット屋さんが出てたのでそちらで腹ごしらえして、次のビアカフェに備えます。私は豚の臓物のソーセージ(andouille)にトライ。臓物っぽさはちょっとあったけど、意外とさっぱりして淡泊な感じで食べやすかったです。もちろんガレットのお供はシードルです。
そして次の行き先は…、お気に入りのビアカフェMoeder Lambicの本店です。本店に行くのは今回が初。
ここはベルギービアカフェの中でも主導的な位置にある(と私は思っている)ビアカフェで、ビールのチョイスがとてもいい。
私は友人オススメのDochter van de korenaar醸造所の「Belle Fleur」に決定!心から美味しいIPAだー!!と思いました。爽やかなホップの感じがたまらない。そんなに俺はIPAだぞっていう感じもしないのもいい。というか、なぜ今までこの醸造所を飲まずに生きていたんだろうと後悔…。Dochter van de korenaar醸造所はベルギーのビール界をリードする醸造所なのです。ルーバンのビアフェスでは何と二度もベストビアーに選ばれているし(二度も選ばれた醸造所なんて他にない)、私の大好きなエイジドオークも出してるし、今までノーマークだったことがかなり悔やまれましたが、いま飲めてほんとに良かった。
でも今回飲めたのは実はラッキーで、ゲストビールとしてMoeder Lambicが出していたんです。どこか他で飲めるかしらと調べてみたのですが、他のビアカフェは見つからず。。ぜひ醸造所訪問をしたいのですが、醸造所に行けるのは土曜日のみ。フランス語の授業がない日に狙っていくか、とにかく行かねばと心に誓いました。この醸造所、場所もユニークでベルギーの飛び地でオランダ人がベルギービールを造っているんです。そういうとこにも惹かれますね。
ほんとはエイジドのEmbrasseも飲んでみたかったのですが、度数が9%でちょっと飲み疲れていたのもあり、最後はウーロン茶で〆。ウーロン茶も美味しかったけど、もうちょっと私の肝臓がタフだったら…と悲しくなりました。まだゲストビールとして残っているうちに絶対また来なければ!と誓ってお店を後にしました。
<右がDochter van de korenaar醸造所のビール。ゲストビールなのでグラスはMoeder Lambicです>
カフェのことを書くつもりが最後にビールのことで熱くなってしまいました。
次の1日はアルコール抜き!の純粋なカフェ巡りをしたのでまたレポートしたいと思います。
2コメント
2016.09.16 10:06
2016.09.16 07:41