私のチーズ入門17「とろとろ贅沢なBurrataチーズ、ついに!」
私の大好きなStockel(ストッケル)のマルシェにイタリアとギリシャの、チーズと惣菜のお店があります。場所は決まってデュモン広場から横に入る1本道の入り口付近。
ここではイタリアのモッツァレラチーズやギリシャのフェタチーズなどのフレッシュチーズを売っていて、他にもアーティチョークのグリルやナスのペースト、オリーブ各種などちょっとギリシャ風のお惣菜も。
このお店は私のお気に入りで、今回はアーティチョークのグリル、なすのペースト、Burrata(ブラータ)というチーズを購入しました。今日はそのブラータについて。
ブラータの前に、他のものもちょっと感想を。
アーティチョークは前に本体を買って自分で料理を試みたのですが、かなり下処理が面倒で、悪戦苦闘の末、もうアーティチョークは出来合いのものを買うと決心し、それ以来ここで買っています。アーティチョークの惣菜は2種類あるのですが、私がいつも買うのはグリルしたアーティチョークをちょっとお酢とオイルにつけたもの。これだけでかなり豪勢なおかずになります。(写真は撮り忘れてしまいましたが…)
ナスのペーストは中近東や東欧でもおなじみですね。味は場所によって若干異なりますが、これをパンに付けて食べるととっても美味しいんです。ナスをペーストにするって日本ではあまりない発想ですが、レシピはかなり簡単で、焼いたナスとニンニクをフードプロセッサーでガーっとするだけ。見た目はこんな感じです。
ちょっと話が逸れてしまいましたが、ここからが本題のBurrataについて。
実はこのチーズ、前から注目していたんですが(私の好きなイタリアチーズかつ、パスタフィラータ系なので)、なかなかこのお店に出てなくて、「Burrataは今日はある?」と聞いたりしていたんですが、やっと今回購入に漕ぎつけたんです。でもいつもこのお店にはBurrataという紙が貼ってあるので、私が運が悪かっただけなのかもしれませんが。
で、これがそのBurrta。鮮度が命!のチーズなので出来たてのお豆腐のように水にぷかぷかと浮かべて売られています。賞味期限は48時間。
私がBurrataと言っていますが、写真の表示は「Burratina」。えっ?違うじゃん!と思われた方もいるかもしれませんが、Burrataとほぼ同じものなのでご安心を。イタリア語は縮小辞と言って、単語の語尾に「ino / -ina」、「etto / -etta」、「ello / -ella」を付けると「小さな」、とか「可愛い」という意味を加える言い回しがあります。
私が買ったBurratinaはBurrataの小さい版だったので、Burrataの語尾のaを取って「ina」が付いていた訳です。ちなみにBurrataはイタリア語で「バターのような」という意味。
では早速家でブラータの試食です。まずは基本データのおさらいから。
Burrata(ブラータ)
基本DATA
- タイプ:フレッシュタイプ
- 産地:イタリア・プーリア州
- 原料:水乳または牛乳
- 表皮:モッツァレラ
- 中身:白くて柔らかい。水分量が豊富
- 形状:300~400g、丸くモッツァレラチーズのような形
- 熟成:なし
- マリアージュ:トマトやオレガノ。オリーブオイルと塩でシンプルに食べても。
- 味:バターのようなコク
ナイフを入れると中から生クリームのようなチーズがとろりと出てきて、その味は濃厚なミルクのよう!それもそのはず、ブラータの作り方は、モッツアレラチーズを良く伸ばして袋状にして、その中に砕いたモッツアレラチーズと生クリームを入れるという、かなりリッチなチーズなのです。生クリームは脂肪分が高いから、バターのようなコクを感じるんですね。
モッツァレラがベースのチーズなので、食べ方はモッツァレラと同じです。私はシンプルにオリーブオイルと塩で頂きました。もうちょっとあっさりしているモッツァレラの方が好みでしたが、こんな贅沢なフレッシュなチーズを体験できたのは嬉しいですね。賞味期限が短いので、あまり海外では流通していませんが、最近では輸送技術も発達して、日本でもこのブラータ、購入可能だそうですよ。
<拳くらいの大きさです。1つ3ユーロ>
<切るとこんな感じ。かなりクリーミーです>
念願のブラータで今日はとっても贅沢な気分。
マルシェで世界中のグルメを味わえるのは、国際都市ブリュッセルの醍醐味。
次はギリシャのフェタチーズを試してみようかな。
0コメント