ルクセンブルクとロレーヌ旅行 Day2:メッス
ルクセンブルク旅行の次は、フランスです!
最初の行き先はロレーヌ地方の中心都市であるMetz(メッス)。ここでのお目当ては、私の大好きなシャガールの手掛けたステンドグラスのあるサンテティエンヌ教会(Chathedorale Saint-Etienne)です。
メッスは、ロレーヌ地方の中心ということでなかなか大きな規模の街のようなのですが、私たちが行ったタイミングのせいか、ひっそりと、こじんまりとした静かな街のように感じました。街の建物は、黄色がかったクリーム色で統一され、とても雰囲気があります。これはこの地方特有のJaumontという石のせいらしいです。メッスは「光の街」とも言われており、最初は美しいステンドグラスを持つ教会があるからかと思っていましたが、もしかしたらこの石の色のせいかもしれません。
<この地方特有のクリーム色の石>
そして、お目当てのサンテティエンヌ教会がこちら。
フランスではアミアンの大聖堂に次ぐ大きさだとかで、かなり荘厳で、ステンドグラスも大きくキラキラとしていて、最近教会はどれも同じに見えてしまう私でしたが、これには圧倒されてしまいました。サンテティエンヌ教会は、ゴシック様式の教会で最もステンドグラスの面積が多い教会(6500平方目ートル)とのことで、見応え抜群です。もはや壁一面がほぼステンドグラスな感じ。
個人的にはステンドグラスと言えばパリのサントシャペルが、狭い空間にこれでもかと言うくらいステンドグラスを入れていて、とても幻想的なので一番好きですが、サンテティエンヌ教会みたいに荘厳な雰囲気なのもいいですね。
そして、お待ちかねのシャガールのステンドグラスは教会の奥左手にあります。
シャガールのステンドグラスは全体の一部で、それ以外はいわゆる定番のものと、あと一部ちょっとモダンな柄のもありました。
写真だとちょっと分かりにくいのですが…、シャガールのステンドグラスを見て思ったのは、ステンドグラスってこんなに自由な線がかけて、こんなに自由に色付け出来て、こんなに個性が出せるんだなぁということ。シャガールのステンドグラスが何処にあるかは事前に知らなかったけど、見た途端すぐにシャガールだって分かったし、とっても‘‘らしさ”が出てるなと思いました。こんなステンドグラスばっかりだったら、教会巡りも楽しくなるのになぁ。例えばパウル・クレーのステンドグラスなんてあったらすごく可愛くて素敵だと思うんだけど。
アップにしたのがこちら。シャガールらしさが出ていますね。まるでキャンパスの上かのように絵が描いてありました。
さて、シャガールのステンドグラスがメッスの第一目的でしたが…、実はもう一つ目的が。
それはFressonでスイーツを買うということ。実は最近すごくスイーツ(というかチョコがメインですが)にはまっていまして、凝り性の私は美味しいパティスリーとかショコラトリを調べては、そこのお菓子を食べ比べているのです。そのおかげで最近体重増加とにきびが気になるので、ちょっと控えねばと思っているのですが、せっかくここまで来たのだからやっぱり有名所は押さえておかないといけません。
Fressonは、フランスではJarnyとMetzにのみ店舗があり、1922年創業、2004年M.O.F.(フランス国家最高職人)の称号を取りました。
で、ここのケーキなのですが、驚くほど美味しい!私のベストかもしれません。ここのケーキを食べるためにだけまたMetzに行ってもいいなと思えるほどの美味しさでした。永遠に食べ続けられそうなくらい、くどくなく、でも上品な甘さもあり、各パーツ同士のハーモニーも完璧で、もう文句のつけようのない味でした。チョコレートも購入したので食べるのが楽しみです。
<Fressonのケーキ>
さて、次の目的地はナンシーです。
0コメント