アンダルシアの白い村巡り
コルドバを観光した次の日は、アンダルシアの白い村々を巡ってきました。
Malagaの駅前のレンタカーで車を借りて、気ままにドライブ!
スペインは車での移動がが安くて、レンタカーは1日70€でした。そして駐車場代も驚くほど安い。2,3時間停めて1ユーロ。ブリュッセルとかルーベンの中央駅で同じことをすると軽く10€は超えます。(ちなみに1日目のコルドバの電車は片道一時間もしないのに往復2人で100€以上!)
アンダルシアの白い村群は、東西に点在しているため、ルート決めが結構難しいです。マラガを拠点に行く人が多いと思うのですが、マラガは白い村群のちょうど真ん中あたりに位置するので、東と西の村に両方行こうとすると、往復しないといけなくなりちょっと非効率。白い村群はどちらかというと西に多くあるので、東を捨てるという選択もありますが、私が一番行きたかった村は東だったので、非効率でしたが、マラガ(中央)→東→マラガ→西→マラガというルートになりました。でも、アンダルシアのオリーブ畑を車でのんびり走るのはとても気持ち良かったし、道中に何度も何度も現れる、ガイドブックには載っていない白い村もたくさん車窓から見れたし、大満足でした。
最初の目的地は私が一番行きたっかたFrigiriana(フリヒリアーナ)という村。
スペインで最も美しい村にも選ばれたことがあるだけあって、ほんとにキレイ。白い村の中で最も有名なMijas(ミハス)ほど観光地化していないので、人もそんなに多くないし、ゆっくりと回れます。観光客が多いと写真を撮るのにも一苦労ですが、フリヒリアーナでは誰もいない路地で写真を撮り放題でした。
特にドアがとっても可愛くて沢山写真を撮影!本当にどこを切り取っても絵になる素敵な村でした。
そして次に向かったのがミハス。
フリヒリアナと比べるとかなり観光地化されています。そういえば、10年ほど前に日本からスペイン旅行をしたときも、ツアーバスでここに来たなぁと思い出しました。ミハスにはそういう観光バスがどんどんやってきます。最近は、夫も私ももうちょっと素朴なところが趣味なので、ミハスはランチだけにして早々に退散。もちろんミハスも可愛い見どころもありましたが時間が限られているので次の村へ向かいます。
<Mijasにて。ゼラニウムの後景に白い家々を>
最後に向かったのがSetenil(セテニル)という村。他にも色んな村があって迷ったのですが、ミハスのレストランのお兄さんに「どの村がオススメ?」と聞いたところ、「Setenilが素晴らしいよ!山と村が一体になってるんだ」とセテニルを推されたのでここにしたのでした。
さて、実際行ってみたら本当に岩に押しつぶされそうなところに家があるびっくりな村でした。
元々は、岩が川に浸食され、洞窟状になったところに人が住み着いたそうです。それにしても今にも岩が落ちてきそう。。
セテニルの名前の由来は、イスラム教徒に征服された村を、キリスト教徒が奪回しようと7回試みたものの無理だったこと(septem-nihil:スペイン語で7回という意味)だそう。確かにこんなに入り組んで、岩の隙間も沢山あったらさぞかし攻め入るのは大変だったでしょうね。
いかにも岩に潰されてしまっているかのように見えますが、元々岩の隙間に家を造っている(ねじこんだ?)ので、意外と造りは頑丈そう。それに岩と家を融合させることによって、レンガなどの材料もだいぶ節約できるそうです。
<セテニルの全景>
帰りは夕暮れの中オリーブ畑をドライブ。
癒しの旅となりました。
0コメント