ヴェネチアでバーカロ巡り!

今回のヴェネチア旅行でもう一つ楽しみにしていたことが。

それはBar巡り。他のイタリアの都市では見ないと思うのですが、ヴェネチアには、"Bacaro(バーカロ、Bacari とも)"という、立ち飲みバルが狭い路地に沢山あり、店に入りきれない人たちが、店の外でワイワイと楽しそうに飲んでいます。 ちょっとスペインのバルに似ているのですが、スペインとの違いは、置いてある食事はもちろんですが、営業時間の幅が狭いという点でしょうか。スペインのバルは朝から夜まで営業していますが、バーカロは18時ごろから21時ごろまでのところが多いです(朝から営業してるところもある様ですが)。


<店の前で立ち飲みする人達>


ヴェネチアは物価が高いので、私たちはレストランには行かずバーカロのはしごをすることに。バーカロとトラットリア(庶民的なレストラン)が一緒になっているところもあります。リーゾナブルだし、いろんな店のおつまみ(Cicchetti, チケッティと言います)を食べられて大満足。スペインのサンセバスチャンほどのクオリティとはいかないけれど、イタリアのバル飯初体験でとっても新鮮でした。私たちが行ったお店を下に書いておきます。

<玉ねぎとアーティチョークのグリル。シンプルで素材の味が引き立って美味しかった!>


ショーケースに入ったおつまみを指差しで注文してカウンターで立って食べます。殆どがフィンガーフードで、お肉のコロッケや、グリル野菜、魚介料理が中心。私が気に入ったのがタラのサラダ乗せバゲット、タコとトマト乗せバゲット、アーティチョークのグリル。どれも1品2€前後です。食事のお供はOmbra(オンブラ)という小さなグラスに入ったワイン。みんなこれをクイクイと空けていきます。


Ombraとはイタリア語で影という意味で、昔サンマルコ寺院の影の出来る部分でワインを売っていたのがこの呼び方の起源だそうです。「影にワインを飲みに行こうよ」のような感じで。Theローカルって感じで面白いですね。ちなみにスペイン語では影はsombraです。やっぱりスペイン語とイタリア語はそっくり。

<こちらがオンブラ>


そしてよく飲んでる人を見かけたのがカンパリ。カンパリはミラノが発祥だそうですが、ミラノの近くのヴェネチアでもしっかりと市民権を獲得しているよう。日本ではカンパリオレンジやカンパリソーダが有名ですが、ヴェネチア流は、カンパリにソーダとプロセッコを混ぜ、仕上げにオリーブの実を入れるというもの。ヴェネチアではそれをSpritz(スプリッツ)と言うそうです。オリーブを入れるなんてちょっと驚いたのですが、とっても合っていて、美味しく頂きました。

元々、スプリッツの発祥はオーストリアのザルツブルグのスプリッツァー(白ワインの炭酸水割り) だそう。ヴェネチアのあるヴェネト州は一時期オーストリアの支配下にあったので、スプリッツァーが広がり、それがヴェネチア流にアレンジされたんですね。


<オリーブ入りのカンパリ>



さて、駆け足旅行の次の目的地はチンクエテッレです。

4日間のイースター休暇で、ミラノ→ヴェネチア→ミラノ→チンクエテッレ→ミラノと弾丸旅行です。



~行ったお店のご紹介~

I Rusteghi (イ・ルステギ)

住所:San Marco 5513, corte del tentor

ミニサイズのパニーニが豊富



Ca’ D’Oro Alla Vedova(カ・ドーロ・アッラ・ヴェドヴァ)

住所:Cannaregio 391, calle del pistor

ポルペッタという一口サイズのミートボールが有名



Taverna del campiello Remer(タヴェルナ・デル・カンピエッロ・レメール)

住所:Cannaregio 5701, campiello del remer

ここでは食事を。トリュフのパスタが美味しかった!


もちろん観光も忘れずに。

朝にゴンドラに乗りました。キリっとした朝の空気の中、ゴンドラに乗るのも気持ちがいい!

Atlanta Life ~via Belgium~

2015年~2017年はベルギーで。2017年8月よりアメリカはアトランタで生活を始めました。

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