美食の街、SalratとPérigueuxペリゴーへ

ロカマドールの次はSalrat(サルラ)という町へ。

こちらは美食の町として有名ということで、ここでランチを取ることに。美食の街と言っても、この辺りは全て美食地域なのでどこで食べても美味しいんですがね。小さな村ばかりを転々としていたので、サルラは久々の町。ちょっと規模が大きいだけあって沢山のレストランがあります。旧市街の路地裏に、ひっそりと隠れるように営業しているレストランを探して回るのもまた楽しい。どのレストランもメニューを店先に出して見れるようにしてあります。地元で採れたトリュフ、フォアグラ、ポルチーニ茸を安く食べさせてくれるのでとってもお得。

<Salraの旧市街>


私たちは比較的お客さんが入っていたレストランに決め、エントリーにフォアグラのクリームブリュレ、ポルチーニ茸のミルフィーユ、メインに鴨の胸肉のクリームソースがけ、カスレ(南西フランスの伝統的料理でお肉とインゲン豆のトマト煮込みのようなもの)を注文しました。これにカオールとベルジュラックのワインを飲んで、二人で70ユーロほど。もう満腹で食べきれないほどのボリューム。でも隣の席のマダムとムシューはこれにしっかりアペリティフとデザートとコーヒーまで付けていたので恐るべし胃袋です。


<フォアグラのクリームブリュレ>


<ポルチーニ茸のミルフィーユ>

<カスレ>


<鴨の胸肉のクリームソースがけ>


食べていて思ったのですが、フランス料理というのはソース文化なんですね。今まであまり意識したことがなくて、洋食として一括りにしてしまっていましたが、こうやって立て続けにフランス料理を食べていると、ちょっと疲れてくるんです。ポルチーニ茸の前菜を食べたとき、クリームのソースがかかっていて、美味しかったのですが、ついつい素材の味を楽しみたかったなぁ、とか、スペイン・イタリアで食べたポルチーニのソテーはシンプルで美味しかったなぁとか思ってしまいました。やっぱり私にはスペイン料理やイタリア料理など、カジュアルで、シンプルな料理が合っているなと、失礼ながらフランスが誇る美食の街で気付いてしまいました。あ、でももちろん食べたお料理は全て美味しかったし、フォアグラのクリームブリュレなんて初めて体感する味で感心してしまいました。

そんなサルラの町は、本当にフォアグラで有名なようで、数十メートルおきくらいにフォアグラの直売店が。街の中心地にはガチョウのオブジェまでありました。

もうフォアグラは当分見なくてもいいなぁと思いつつも、次の目的地は更なる美食の街として名高いペリグー。こちらも同じくフォアグラで有名です。 せっかくなので、ペリグーのレストランもリサーチしていたのですが、夜になっても全くお腹の空く気配なし。許容量の少ない自分達の胃袋を恨めしく思いつつ、結局次の日の朝まで何も食べませんでした。

 一日一食のフランス旅行でしたが、常に満腹感。帰って体重計に乗ったら微増していました。恐るべしフランス料理…。

Atlanta Life ~via Belgium~

2015年~2017年はベルギーで。2017年8月よりアメリカはアトランタで生活を始めました。

0コメント

  • 1000 / 1000