ハルシュタットまでのんびりドライブ

今週末は弾丸で、オーストリアのHallstatt(ハルシュタット)旅行に行ってきました。

ハルシュタットはオーストリアの真ん中ほどに位置する小さな湖畔の町で、 「世界一美しい湖畔の村」として、湖と山と、木造の家の織りなす風光明媚な景色で有名です。 ここへはSalzburg(ザルツブルク)が起点となります。 ブリュッセルからは、EurowingsというLCCが運行していて、有り難いことに夜便があるので仕事帰りに行けてしまうのでとっても便利。フランス出張帰りの夫を拉致するかのように、帰宅後間髪入れずに空港へ出発。ザルツブルクまで所要時間は1時間半ほどなので、あっという間に到着です。

夜着なので、さすがに金曜の夜は空港近くに泊まりましたが、土曜の朝は空港で車を借りて、レンタカーでハルシュタットへ向かいます。事前の天気予報では週末はずっと雨だったのですが、運良く天気が持ってくれて、気持ちよくドライブすることができました。

<こんな道をドライブ>


ザルツブルクからハルシュタットは80キロほど、車で1時間半かからないくらいです。道中はオーストリアの田舎の風景を楽しみながらドライブ。春はヤギや羊の出産の時期なので、子ヤギや子羊がとても可愛かったし、野原にはちょうど春の野花が満開で、ベルギーのそれとはまた違った花が、小さくて可憐で、点描画の絵のよう。野原の奥にはこれまた可愛らしい伝統家屋が建っていて、贅沢なドライブとなりました。 素敵な風景があると車を停めて、自由に写真を撮れるのがドライブ旅行の醍醐味ですね。

<典型的なこの辺りの家>


<子ヤギ>



以前ウィーンに行ったときは全く気付かなかったというか、見てなかったのかもしれませんが、オーストリアの田舎の家の建築って、結構スイスに似ている気がします。屋根は色々バラエティに富んでいるのですが、基本的に木造りで、レースの模様のような彫りが入った可愛い木のバルコニーに、鉢植えの花、それに雨戸がついています。どの家もとてもキレイに手入れされていて、幸せそうに見える。イタリアやフランスのラテン系のカラフルな家もいいんだけど、オーストリアのモノトーンにちょっと色が入った家も清楚でほっとするような気持になります。


<ベランダの木のレースのような装飾が特徴的>


教会もまたラテン、ゲルマン系とはちょっと違って、上品な感じ。ひょろっとした塔が特徴的です。カトリックとプロテスタントで形が違うのかは分かりませんが、ハルシュタットで見た教会はプロテスタントがとんがり屋根、カトリックの方は同じくひょろっとした塔だけど、上の部分は玉ネギのような形でした。チェコにも近いからか若干東欧のような雰囲気もするような気がします。 この玉ネギっぽい屋根は教会以外でもちょっと見かけました。

<とんがり屋根の教会>


<玉ねぎ屋根(というかエシャロット?)の教会>

<こちらはニンニクのよう>




今回、オーストリアの田舎を回って、やっぱりヨーロッパの国々ってそれぞれ個性があって面白いなぁと思いました。オーストリアはハプスブルク家と、厳しい自然の影響か、優雅さと素朴さがミックスされたような感じで、フランスのような華やかさはなく、イタリアのような陽気さなく、ドイツほどの豪快さや質実剛健さはなく、スイスのような雄大さなく…という、勝手でアバウトな分析ですが、とにかくオーストリアもちゃんとアイデンティティがあってしっかり個性的なのだなと思ったのでした。


色々書いてたらちょっと長くなったのでハルシュタットは次の記事で・・・


<おまけ>

野原に咲いていた小さな花達。


Atlanta Life ~via Belgium~

2015年~2017年はベルギーで。2017年8月よりアメリカはアトランタで生活を始めました。

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