ミコノス島をバイクで一周!

アテネからミコノスにやってきました。ミコノス島へはフェリーで2時間、でも遅延して2.5時間。値段は1人60ユーロ、高い。。ギリシャ有数の観光地、ミコノスには巨大ジェットで続々と観光客が来ては、次の島へまた向かっていきます。巨大ジェットがドル箱に見えてしまう…。青い空、青い海、太陽、白いユニークな形の家々、美味しいご飯…と来たら観光客を魅力しない訳はないですね。


<ミコノス島と言えば風車!>


港はミコノスタウンから車で15分くらい離れたところでちょっと便が悪いので、ホテルの人に迎えにきてもらいました。今回のホテルは私たちにしては珍しく100€超えの150€!これでも最安値から3番目くらいに安いところなのです。ミコノスは島全体が観光地のようなところなので、アテネよりずっと物価が高い。

迎えに来てくれたおじさんはいかにもギリシャ人って感じで、すれ違う知人達に陽気に挨拶しながら歩きます。ギリシャ人はほんとに挨拶好きな民族です。

ホテルの料金をカードで払えるか聞いたところ、できたら現金で払って欲しいとのこと。ギリシャは金融危機の影響がまだ残っており、現金社会のようでした(高級ホテルや、観光客向けのレストランはカードOK)。おじさんによると、政府からの規制で月に800€までしか現金が降ろせないそう(ちなみにサントリーニの宿では週に400€までと言ってたので場所によって状況が違うのかも)。取引先への支払い条件にもよりますが、カードがあまり使えなかったら月800€とはなかなか厳しいですね。 


私たちが宿泊した部屋は、ミコノスの伝統的な白い石造りの家で(ミコノスの家はどれもそうだけど)、窓からは海とミコノスタウンが一望出来ます。多分どんなとこに泊まっても似たような素敵な風景が見られそう。

<こんなところに泊まりました>


荷物を置いて、早速腹ごしらえ。おじさんに聞いたオススメのタベルナはとっても美味しかった!やっぱりレストランは地元の人にオススメを聞くと外れないですね(ちなみにアテネで適当に入ったレストランは美味しくなかった!)。こちらが美味しかったレストラン。(→Marco PoloNiko's


ギリシャ料理は、トマト、なす、ズッキーニ、豆を多用していて、とてもヘルシー。罪悪感なくモリモリと食べました。日本人の口にもよく合うと思います。日本で食べるギリシャ料理はらギリシャっぽさを狙い過ぎてか、なんだかエキゾチック過ぎる気がするんだけど、ギリシャで食べるギリシャ料理は素朴で太陽の味がする気がします。

<左:なすのペーストにガーリックやトマトが入ったもの、右:ヨーグルトにきゅうりが入ったもの。パンにのせて食べたりする>


<いわしの炭火焼。醤油をたらしたくなる!>




ランチの後は腹ごなしにミコノスタウンを散策。ゆっくりと露店を冷やかしながら歩いても2時間もあれば全部回れてしまう広さです。もうどこを見てもフォトジェニックで可愛くて、何枚も写真を撮ってしまいました。

<視界の中には必ず教会が数軒。人口約6千人の島に400もの教会があるそう>


<満開のブーゲンビリア。白壁によく映える>

<島の至るところで猫が寝ている。近くを通っても動じません>


ギリシャに行く前に、アテネにセカンドハウスを持つ上司から色々と旅のアドバイス貰っていて、その中の一つに島でバイクのレンタルというのがあったので、早速実行してみることに。歩いて島を回るのはかなりハードなので、レンタルバイクは観光客にメジャーなアクティビティなのです。これがものすごく良かった!最初は慣れない運転におっかなびっくりだったけど、慣れたら青い海と、乾いた大地をそれぞれのサイドに見れてとっても気持ちがいい。

<こんなバギーバイクに乗る。1時間5ユーロほど>


<両側に広がる乾いた大地がまた新鮮>


ミコノスは、白と青の可愛らしい家のイメージだったけど、それは一部で、乾いた大地にこれまた乾いた植物が生える島でもありました。レンタルバイクのおかげでミコノスの別の顔を知れてほんとに良かった!

そういえばレンタルバイク屋のおじいさんは日本に行ったことがあると言っていて、横浜、神戸、川崎などの地名がポンポンと出てきました。40年前に、船のエンジニアとして日本でしばらく働いていたそう。ギリシャの島に住んでいる年上の年代の人達は船乗りが多くて、殆どの人が日本に行ったことがあるそうです。村上春樹さんの本でも同じことが書いてあったので、何だか共通体験をしたようで、嬉しくなってしまいました。


最後は素晴らしくドラマチックな夕日を見て、ミコノスを締めくくり。ギリシャの島の夕日は、まさに一大イベントで、みんなとても集中してじっくりと夕日を見ます。夕日の時間になると、眺めのイイ場所は人でいっぱいになり、日が沈み終わると拍手。私たちも、最後の瞬間まで楽しみました。

Atlanta Life ~via Belgium~

2015年~2017年はベルギーで。2017年8月よりアメリカはアトランタで生活を始めました。

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