青いドームのサントリーニ島 へ

ミコノスを朝10時に出発して、フェリーで2時間、次の目的地はサントリーニ島です。

サントリーニ島はギリシャ一番の観光地で、最も物価の高い島。Theバカンス!って感じの島です。この島は火山島で、何度も噴火が繰り返されたために、中央部分が沈み、巨大なカルデラとなっています。一番最近の噴火は1956年で、その時の噴火で島の大部分が崩壊してしまったそう。なので、現在の町並みはほとんどがそれ以降に出来たものです。

<巨大なカルデラ。中央部分がへこんで、海になっている感じ伝るかな?>



サントリーニ島の中心はフィラ(Fira)という町で、港や空港は、全てフィラが起点となっています。私たちも港に着いたらまずフィラへ向かいます。荷物預け所に荷物を置いたら早速観光スタート。が、それにしても暑い!天気予報での気温は24度と出ているのですが、直射日光が強烈で、陽のあたる場所の体感温度は30度以上。もう立っているだけで汗が出てくるし、観光どころじゃない。それに、フィラはあまり私たちの趣味ではなく、すぐに退屈してしまったので、早々に退散することにしました。レストラン、カフェ、ブティックなどは沢山あるのですが、町並みや眺望はそんなに感動がありませんでした。


ホテルは、イア(Oia)という、島の北部に位置する小さい町に取っていたのでフィラからバスに乗って向かいます。バスも混んでいてすごく暑い。6月頭で暑いのだからハイシーズンの7,8月は地獄だろうな…。よくみんなこの時期にギリシャに行くなぁと思ってしまいますが、その時期に行く人達のお目当ては海水浴なんでしょうね。もし、海水浴目当てじゃなかったら、絶対に夏のギリシャは避けた方がいいと思います。




イアに着いたら、のどかで可愛らしい風景が迎えてくれて何だかホッとした気分に。正直、ギリシャに行く前はサントリーニ島もミコノス島も、同じキクラデス諸島内だし似たようなもんだろうと思っていましたが、それは大きなの思い違いで、2つの島はそれぞれ個性的で、全く違いました。

ミコノスは、角の取れた四角い白い家が特徴で比較的規則正しいのですが、一方サントリーニは、曲線的で、丸屋根や角屋根があったり、壁はかなり自由な形をしています。色は、ミコノスが白をベースに赤と青の二色がメインなのに対して、サントリーニは白だけか、それに青が点在する感じ。家を単体で見ると私はミコノスが好みだったのですが、町全体で見ると、サントリーニは切り立った斜面に沿うように家が建っていて眺望が素晴らしい。一つ一つの家の横顔がしっかり見渡せてとても絵になります。

<サントリーニの教会の屋根は青い。ミコノスは赤と青>


<くねくねとしたサントリーニ>


<斜面に建つ家々>


キクラデス諸島内でもこんなに違うのだから、クレタ島やトルコ近くのドデカニサ諸島はまただいぶ雰囲気が違うんだろうなぁ。ギリシャは絶対に再訪しようと思います(春に)。 


私たちがイアに宿を取ったのは、世界一と称される夕日を見るため。この夕日を見るために、夕刻になるとサントリーニ中の観光客がイアにやってきます。町が西を向いているため、西日が当たり、斜面に建っている家々がオレンジ色に染まってとっても綺麗なんです。そして、水平線の向こう側に沈んでいく夕日を、ゆっくりと眺める。ベストスポットはイア要塞で、みんな夕日の1時間以上前から陣取って夕日待ちをしています。 私たちは海に沈む夕日より、夕日に染まる町を見たかったので、夕焼けタイムは町を散策し、夕日の時間(20:30頃)は宿の屋上で過ごしました(このために夕日が見える宿を予約!でも探せば結構あると思います)。

<イア要塞で夕日待ちをする人達>


あんなに暑かったサントリーニも、夕方になるとすっかり涼しくなり半袖ではちょっと肌寒いくらいに。現金なもんで、さっきまでの酷暑を忘れてこの時期のギリシャも悪くないなぁと思ってしまいます。朝夕は爽やかで気持ちがいいので、翌朝は早起きして町を散策。8時くらいまでは涼しいし、人も少ないしゴールデンタイムです。サントリーニ島での滞在はたったの22時間でしたが、しっかり満喫。島の小さな空港からアテネに戻り、アテネ観光をちょこっとしてからブリュッセルに戻ります。




おまけ

<町で何度か見かけたペンキ塗りをしている人。これでキレイな白壁が保たれているんですね>



Atlanta Life ~via Belgium~

2015年~2017年はベルギーで。2017年8月よりアメリカはアトランタで生活を始めました。

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