6月初旬なのに酷暑のアテネでのんびり遺跡めぐり

最近バタバタしてたらすっかりギリシャのブログを終わるのを忘れていました。近頃は有り難いことに毎日のように送別会をしていただいて、少しずつベルギーを去るんだなぁという実感が沸いてきました。


さて、2週間前になってしまいましたが、ギリシャの振り返り。アテネは初日と最終日、それぞれ半日ずつしかいられませんでしたが、アクロポリス遺跡にも行けたし、レストランでゆっくり食事も出来たし、お目当ての買い物も出来たし、まぁ良しとします。

アテネには、ものすごく沢山の遺跡がゴロゴロしているのですが、恥ずかしながら正直全部同じに見えてしまって、アクロポリスの遺跡以外は外からチラッと写真を撮っただけ。同じく首都に遺跡がゴロゴロしているローマは、コロッセオや、カラカラ浴場や、フォロ・ロマーノなど、それぞれ特徴がはっきりしているので結構楽しめるのですが、アテネの場合、柱や土台部分しか残っているものがなく、素人的にはちょっと難しかったです。それに暑さも相まって、こんな時に遺跡なんかに行ったら遮るものも何もなく、熱中症になってしまうということで、結局閉館前のアクロポリス遺跡だけにしました。

アクロポリスは20時閉館なので、18時に入り、なんとか酷暑を回避。閉館間際はパルテノン神殿が薄っすらと夕日に染まって、とてもキレイだったので、これは嬉しい副産物でした。

<少しずつ太陽が落ちてきた頃のパルテノン神殿>


<遺跡の地面はこんな感じ。照り返しで眩しく、暑く、そして滑りやすい>




最近旅行のし過ぎで(異動が決まってしまったので追い込み旅行です…)、行った国のお勉強があまり追いついていないのですが、ギリシャ関連としては、ギリシャ神話の本を1冊読みました。ギリシャ神話は、今でもギリシャの日常生活の中に根付いていて、街を歩いていると神話に登場する神々の名前を色んなところで目にします。それぞれの神の特徴を抑えておくと、ギリシャ旅行もちょっとだけ別の楽しみ方が出来る気がします。


山室静さんのギリシャ神話という本です。おそらくこれが一番体系的で分かりやすいとのこと。彼女は、民謡の第一人者で、世界の民謡を集め、翻訳し、本にしています。電子書籍でも出版されているのが有難く、この間アイスランドに行ったときも、山室さんのアイスランド民謡の翻訳を読みました。


ギリシャは誰でも知っている国で、さらにギリシャの遺跡や神話も世界的に知名度が高いので、大昔から存在している国だと思い込んでいたのですが、ギリシャという国自体は成立したのは1973年だそう。なんと私の両親より若い国なんですね。長い間、ローマとトルコに占領され、搾取されていたそう。だからこそ、ギリシャ人は、過去の輝かしい文明を誇りにしているのかもしれないですね。




【おまけ】

ギリシャ神話劇場というギャグ漫画も読みました。


これはほんとにくだらないのですが、面白いです。でもギャグ漫画なので、知的さは求めないでください。ギリシャ神話に登場する神々が主人公になっていて、そのキャラクターをベースにストーリーが進んでいくのですが、内容はほぼギリシャ神話とは関係ないです。ただ、ギリシャ神話に登場する神々には親近感を覚えるし、名前と特徴は抑えることは出来ます。クスッと笑いたい人は良かったらどうぞ。


<おまけ>

<パルテノン神殿にいた猫>



Atlanta Life ~via Belgium~

2015年~2017年はベルギーで。2017年8月よりアメリカはアトランタで生活を始めました。

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