秩父札所巡り

秩父の札所巡りに行ってきました。札所巡りってあんまり知られていないけど、要するに巡礼です。札所とは観音霊場のこと(お寺)です。何で霊場のことを札所と呼ぶかというと、昔巡礼者が観音菩薩と結ばれることを祈って自分の名前などが書かれた木製や銅製の札を寺院に打ち付けていたからだそうです。秩父の札所巡りは全部で34ヶ所。西国33ヶ所、坂東33ヶ所と合わせて切りの良い100ヶ所になることから百観音と言われています。ちなみに秩父の起源は室町時代、西国は平安時代、坂東は戦後時代。今回は時間の関係上数カ所しか回れなかったけど、ほんとにいい巡礼でした。気持ちの良い天気、沢山のお花、優しい秩父の人達。いろんな人に助けられた一日でした。秩父巡礼のいいところは順番が決まっていないところ。普通は番号順に行かなきゃいけないのだけど、秩父は自由なのです。今回私が行ったところで特に気に入ったのは、4番の金昌寺と、28番の橋立堂。金昌寺は大きなわらじがあることで有名です。
橋立堂はなんと鍾乳洞とつながっています。そして鍾乳洞の中で自然に出来た形が弘法大師の姿になったりしています。
**************************巡礼って、ただの散歩とは違う。別に宗教心がある訳じゃないのだけど、なんだか惹きよせられる。巡礼を通して自然と一体化する感覚にはまってしまうのでしょうか。イスラム教にもキリスト教にも、仏教にも巡礼はある。歩くっていうことは人間の根源の欲求なのかな。

Atlanta Life ~via Belgium~

2015年~2017年はベルギーで。2017年8月よりアメリカはアトランタで生活を始めました。

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