トルコ:カッパドキア編
カッパドキアはトルコの中央に位置する変てこな岩がいっぱいあるところ。ほんとに形が面白すぎていくら見ても見飽きない。スターウォーズの世界みたいだなぁと思ってたら、みんなもそう思うらしく、ガイドさんがスターウォーズはチュニジアで撮影されましたって言っていた。でもカッパドキアに行ったことない人にその雰囲気を伝えるなら、やっぱり私はスターウォーズのエピソード1って言うかな。火山の噴火とその後の風化でこんな形になったそうだけど、自然の不思議さと、その岩を穿った人間の辛抱強さに感心した。こんなに硬い岩を砕いて、住居にしてしまうなんてすごい。そして、岩の中はとても涼しいし風雨も防げるし快適。きっと、いろんな力が当時の人をモチベートしたんだと思う。トルコの耐え難い灼熱の太陽とか、遠方から攻め入る敵とか、宗教を流布させようという思いとか。そしてこれを約2000年も昔に生きた人達が造ったのだから尚更すごい。きっと手作業で、単純な技術だったはずなのに現代でも耐え得るものを残している。よく思うのだけど、いま私が紀元前にタイムスリップしたとしてもきっとその時代の人に何も伝えられないんだろうなぁ。例えばワイシャツ一つ取っても、布だけあってもボタンも針も糸もなかったら作れない。よっぽど色んなものが発達した現代にいるのに。現代に生きる私たちがいかに既存の技術に頼って、本質を分かっていないかっていうことが分かる。そんなことを考えたカッパドキアでした。
0コメント