ファルスタッフ@グランプラス界隈「アール・ヌーヴォーに囲まれてビールを飲む」

先日、グランプラス近くの老舗のビアカフェ、FALSTAFF(ファルスタッフ)に行ってきました。証券会議所横のHenri Maus通りにあります。
店の外の様子はこんな感じ創業は1903年、ベルギーのアール・ヌーヴォーの巨匠でアール・ヌーヴォーを初めて建築に取り入れたヴィクトル・オルタが設計しています。店内はとても美しいアール・ヌーヴォー様式で一部とアール・デコも混ざっており、複雑で絢爛豪華な造りになっています。扉、天井、壁、調度品に至るまですべてゴージャスかつ精巧で息をのむようです。天井にはステンドグラスがはめ込まれ、シャンデリアが吊り下がっています。また、シックな色合いの赤い壁と、古い木の枠にふちどられた鏡やステンドグラスも古いガラス特有の、鈍く温かく柔らかな光で、優しく店内を包み込んでいます。夜もとても美しく、まるで貴族の邸宅の晩餐会の会場のようです。ブリュッセルでアール・ヌーヴォーの建築を見ようと思うと入場料がかかるところが多いですが、ここでは気軽にアール・ヌーヴォーを楽しみながらビールを飲むことが出来ます。アール・ヌーヴォーの聖地、ブリュッセルだからこそ出来る贅沢ですね。
ちょっと暗いですが店内の様子店内は広く、テラス席と合わせて約150席ほどあります。天井も高く開放的。椅子もゆったりとしておりくつろげます。店の奥にはまるで晩餐会の会場のようなテーブルと椅子がズラリ。その奥の壁にはシェイクスピアの喜劇に出てくる陽気な酒飲みの老騎士「ファルスタッフ」が描かれたステンドグラスが目立っています。これが店名の由来にもなっています。
ファルスタッフのステンドグラスビールですが、メニューに書いてあるものでは、樽出しで提供しているものが4種類、ボトルは14種類(うち2つが英国ビール)と種類はそんなに多くはありませんが、この素晴らしいインテリアを見るだけでも行く価値はあります。また豪華な店にかかわらず、ビールの値段は他のお店と同じくらいというのが有り難いです(4~5ユーロ)。私は今回樽出しのメニューの中からクリーク(さくらんぼのランビックビール)を選びました。他にはヒューガルデン、ジュピラー、レフが飲めます。食事は軽食からしっかりしたものまで、またベルギーの伝統料理も食べることが出来ます。一度インテリアの観賞も兼ねて行ってみてはいかがでしょうか?オススメです!
ランビックビールを注文しました。


【Falstaff】

住所:Henri Mausstraat 19 - 1000 BRUXELLES CENTRE

Tel:02 511 87 89

URL:http://www.lefalstaff.be/

営業日:無休 10:00~24:00

※英語メニュー有り

※無料Wi-Fi有り

Atlanta Life ~via Belgium~

2015年~2017年はベルギーで。2017年8月よりアメリカはアトランタで生活を始めました。

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