スコットランド旅行 ハイランド編 その2
美味しいウィスキーのお伴は…、私がこの旅で一番気に入ったスコットランドの雄大な景色!
人それぞれスコットランド旅行の目的はあると思いますが、この景色を見るというのを目的にしてもいいくらい、素晴らしいです。ただそのためには車は必須。広大かつ辺鄙過ぎるので、公共交通機関はほとんどなく、よって自転車や徒歩で巡るのは素人にはかなり難易度が高い。レンタカーでドライブして、素敵な景色があったら止まるというのがいいと思います(私たちはすべて先輩に運転してもらいましたが。ありがたや…)。
写真上<こんな道をドライブします>
写真下<Queen's viewからの眺め>
両側に大自然のパノラマが広がり、山の中の一本道をドライブしていきます。
通ったのは「HIGHLAND TOURIST ROUTE」というAberdeenから開始してInvernessで終わる道と、「Molt Whisky Trail:日本語で通称ウイスキー街道」もドライブしました。両方ともすごくオススメです、絶景が楽しめますよ。
雲がとても低いので、たまに雲の中に入ってしまい、辺りはぼんやりとなり、それがまた雰囲気がある。
去年11月に来た時とはまた全然雰囲気が違って、春~初夏のスコットランドの景色が見れたというのは本当に嬉しい経験でした。
今回とても印象的だったのは植生のバラエティの豊富さ。
こんな北の大地に、こんなに沢山の可愛らしい花々が咲くのかとかなり驚きでした。
前回は冬だったこともあり、暗く、雨が降り、花もほとんど咲いておらず、まるで地の果てか宇宙のどこかの惑星にでも来たかのようだったので(その景色もかなり気に入ったのですが)、まさかここが春仕様に変身するなんて思いもしませんでした。でも考えてみると、スコットランドはピーターラビット誕生の地だし、そりゃあ花も咲きますよね。
多いところでは山が黄色に変わるくらい満開で、思いがけずお花見を楽しむことが出来ました。二つともよく似た黄色い花で、遠くから見たら同じものに見えるのですが、Broomのほうが背が高くひょろひょろとしており、Gorseの方は地面に張り付くように咲いていて、棘があります。
写真上<黄色の絨毯のよう!羊も一緒に>
写真下<奥の背が高いのがBroom、手前がGorse>
写真上<Broomのアップ>
写真下<Gorseのアップ。棘があります>
またHeather(ヘザー、ヒースとも)の花もよく見かけました。そういえば映画「嵐が丘」でも出てきますよね。
一番メジャーなものは写真の赤紫色ですが、白や黄色もあるようです。このHeatherのお花はスコッチウイスキーに置いても重要な役割を占め、ピート(泥炭:この煙で麦芽を乾燥させる)の元にもなるそうです。ウイスキーに花の香りをもたらしてくれるとか…。ウイスキーってスコットランドで出来るべくして出来たって感じですね。
<Heatherの花>
あと、このとんがった巨大なヒヤシンスのような花もよく見かけました。
調べてみるとLupine(ルピナス)というお花のよう。膝くらいの高さで赤、ピンク、青、紫などいろんな色があります。
脱線しますが、Googleの画像検索かなり使えますよ!自分の撮った写真をGoogle Imageの検索窓の横にあるカメラマークからアップロードすると、Googleが写真の特徴を捉えてくれて、似た写真を検索してくれます。この花は現地の人に「orchid(洋蘭)」と教わって、疑がっていたのですが、Google Image検索のおかげでこの花の正体が分かりました。
<Lupineの花>
最後はツツジ。標高はそんなに高くないですが(最高峰ベンネビス山:1344メートル)、緯度が高く気温が低いため、ツツジのような割と高いところで見る植物も多く見かけました。
そして…この旅行の目玉!? 羊さん達です!
道中、とてもたくさんの羊を見ました(あと山羊と牛も)。
私、ものすごーく羊が好きで…なんだか見ているととても癒されるんですよね。お尻の形なんてとてもキュート。そして今回はとても可愛い子羊たちも見ることが出来ました。
出産の時期は4~5月なのでちょっと成長して青年くらいの羊が多かったのですが、それもまた良し。ベルギーの田舎にも羊はいっぱいいるのですが、スコットランドの羊とは全然雰囲気が違うんですよね。なんかこうスコットランドの羊の方が思慮深そうな感じがします。
ほんとに羊ばかりを追った旅となりました
おまけ
道中で見かけた可愛いお花たち。
イングランド、北アイルランド、スコットランドと行ったので…、次はウエールズに行ってみたくなりました。 イギリスは奥が深いですね。
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