スコットランド旅行 ハイランド編 その1

エジンバラ編はこちら
 
エジンバラから電車に乗り、約1時間でグラスゴーに到着しました。
グラスゴーはスコットランドで最も大きな商業都市。
現地の人にとっては天敵なのだとか。確かに大きいしちょっと凶暴そう…。すごく沢山いたのにすっかり写真を撮るのを忘れてしまいました。
 
<グラスゴーで印象的だった赤い石の建物。エジンバラはグレーのイメージでしたが、グラスゴーはこの色の古い建物が多かったです>
 
 
グラスゴーに到着すると、先輩夫妻に温かく迎えてもらい、そのままPUBに直行。
うな気がします。
私が最近かなり気に入って飲んでいるビールは、「Gordon Scotch Ale」というスコットランドスタイルのベルギーで造られているもの。1900年代にスコットランドからベルギーに導入され、今ではベルギーで一つのジャンルとして確立しています。今回の旅行で色んなビールを飲んだのですが、似た味には辿り着けませんでした。不思議。
 
<左:仕事帰りのサラリーマンをバックに。スーツがパリッと決まってる!> 
<右:スコットランド名物ハギスのボール。お皿も素敵。なかなか良いお皿のようです>
 
 
グラスゴーに着いた翌日はいよいよハイランドに向けて出発です。
ウィスキーをしっかり勉強出来たのはとても良かったのですが、スコットランド英語に苦戦…。でも基本はしっかり押さえられたはず!
 
訪れた蒸留所は以下。
 
リキュールEDRADOUR蒸留所
白壁に赤色のアクセントがとても可愛らしい、スコットランドで一番小さい蒸留所。
麦芽の焙煎以外はすべて自前だとか。かなりマイクロディスティラリー感が出てました。
タータンチェックのスカートを履いたガイドのおじさんの説明は分かりやすく、イントロのビデオは日本語もあって有り難かったです。
 
 
 
 
リキュールGLENLIVET蒸留所
EDRADOUR蒸留所とは対照的にスコットランドで一番生産量の多い蒸留所。
この二つを同日に見学して比較出来たのはとても面白い経験でした。見学ツアーもタダという気前の良さから大物感が出ています。
 
 
リキュールROYAL LOCHNAGAR蒸留所
2日目に行った女王様お墨付き、「ROYAL」を冠した蒸留所。王室の避暑地であるバルモラル城のすぐ近く(徒歩圏内)でした。昔はRoyalなしのただのLOCHNAGARだったそう。
ところどころに日本語の説明(パネル)もありました。
 
試飲の写真は先輩より拝借。
私のカメラにはこの蒸留所の隣にいた羊の写真(しかも大量)しかありませんでした…(笑)
 
 
そして夜はウィスキーファンの聖地、クライゲラヒへ!
約800本にも上るというウィスキーコレクションで有名な、The Craigellachie HotelのBarでビールを一杯(ウィスキーで有名なのに…苦笑)、その後Highlander innのBarでお食事です。
ウィスキー事始めなのに、いきなりこんな聖地に来てしまっていいのか…と思いつつも、とても贅沢な時間を過ごさせてもらいました。
Highlander innに宿泊したので、1階でウィスキーを飲み、2階に寝に行くというこれまた贅沢な飲み方。ウィスキー効果か、かなりぐっすりと眠りました。
ちなみにHighlander innの方、なんと東京にも支店がある模様。日本って何でもあるなぁ。
<The Craigellachie HotelのBar>         <Highlander inn>
 
リキュールThe Craigellachie Hotel:http://www.craigellachiehotel.co.uk/
リキュールHighlander inn:http://www.whiskyinn.com/
 
 
それにしてもウィスキーってほんとに奥が深いですね。
味に影響を与える要素が多過ぎて、しかもそれが分かるのが3年後だなんて。。
原材料の大麦や水はもちろんのこと、どういう樽で(バーボン樽かシェリー樽か)、どのくらいの期間、どういう風に(バーボン樽のみか、そのあとシェリー樽に入れ替えたのかとか…)熟成されたのかでも大きく味が変わります。あとピート(泥炭)で燻したのか、他の醸造所のものとブレンドしたのか…などなど。ブレンダ―さんの仕事って考えただけでも気が遠くなりそう…。 なんともロマンのある飲み物ですね。
 
そんなウィスキーを空港で買って帰ろうとして(免税されるのでイギリスで一番お得と書いてあった)、念のため楽天で日本の価格を確認したところ…、なんと日本で買った方が安いと判明。何で??きっと超プレミアのウイスキーを買えばそんなことはないんでしょうが、高いものだと1本千ポンド超えなんてものもあったのでもちろん手は出せず。
ということで、日本には楽天より送料無料で送ります。持って帰るのも大変だし・・・
流通も不思議なウィスキーの世界でした。
 
 
最後に予習で読んでいった本を紹介。
Kindleではあまりスコットランドに関する本がなかったのですが、この本でだいぶ私の知りたいところはカバー出来ました。詩人でもある著者がウイスキーの様々な舞台に出向き、ウイスキーを五感で感じる旅・酒エッセイ。読んでいたらすごくウィスキーが飲みたくなるし、さすが詩人、スコットランドの詩的な風景を的確な言葉で表現してくれるのが気持ちいです。たまにちょっと悦に入り過ぎちゃったのか、ナルシストな感じになるのはご愛敬で…笑
 
 
 
さて、次はハイランドでのドライブについて書いてスコットランド記を締めくくろうと思います。
 

Atlanta Life ~via Belgium~

2015年~2017年はベルギーで。2017年8月よりアメリカはアトランタで生活を始めました。

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