フランスの最も美しい村、St-Cirq Lapopie
コンクから、ロッテ川沿いにくねくねと自然の中をドライブすること2時間弱、次の目的地、St-Cirq Lapopie(サンシルラポピー)にやってきました。フランスは「フランスの最も美しい村」というのを発表していて、そのリストに登録された村たちは、景観を保存しつつ、美しい村として多くの観光客を呼び込んでいます。「美しい村」として登録されるためにはいくつか条件があるそう(以下)。
- 人口が2000人以下で、都市化されていない地域であること
- 歴史的建造物、自然遺産を含む保護地区を最低2箇所以上保有していること
- 協会が定める基準での歴史的遺産を有すること
- 歴史的遺産の活用、開発、宣伝、イベント企画などを積極的に行う具体的事案があること
上の2つをクリアするだけでもなかなか厳しそう。ちなみにこちらのページで地図が見れるのですが、南部にすごく密集していることが分かります。
ベルギーにも「美しい村」として登録されている村はありますが、フランスの村はもう格が違う。ほんとに美しいし、見応え、行き応えがあります。
サンシルラポピーは、ベージュの古い石壁にオレンジ色の瓦屋根。行く土地土地によって家がガラリと変わるのが面白い。1つ前のコンクはグレーの村だったのになぁ。
<古い家が沢山。15世紀から建っている家もあります>
とても小さな村ですが、人気があるようで観光客も多かったです(多いと言ってもこの間のチンクエテッレほどじゃない)。
この村には規模の割には結構多くのレストランがあったので、ここでランチをすることに。どのレストランも似た感じの郷土料理を出していて、私たちもそれに乗っかり、名物のフォアグラ料理とトリュフ料理を頂きました。こんなに高級食材なのに、お値段はメインプレートで20数ユーロほど。
フォアグラのソテーは焼き方も聞いてくれます。フォアグラで焼き方を聞かれたのは初めてですが(私が食べなれてないだけかもですが)、やはり名産品だからこだわりがあるんでしょうね。フォアグラと一緒にネギを甘く酸っぱく炒めたものが付いてました。甘かったので最初はりんごかなしのコンポートかと思ってたのですが、ネギ。どちらにせよフォアグラには甘いソースがよく合います。
〈フォアグラのパテとソテー ※1人分の前菜〉
〈トリュフのオムレツ〉
〈フォアグラのパスタ〉
ちなみにトリュフのオムレツはあまり香りがせずイマイチでした。
それにしても、フォアグラとトリュフが特産品だなんて、なんてグルメなところなんでしょう。でもフォアグラはちょこっとの量を大事に食べるから美味しいんだな、と思いました。。
ランチの後は村をお散歩。30分程あったら1周出来てしまいます。高台から村を見下ろすと、中世の頃から変わっていないであろう家々を一望することができ、昔のおとぎ話の中にタイムスリップしたような気分に。
<村の高台から。なんだか箱庭みたい>
<村の路地を散策>
村から徒歩5分くらいのところにある駐車場からは村の全体像を眺めることが出来ます。山々と渓谷の間にひっそりと佇む姿はなんともロマンチック。
フランスの美しい村、ほんとに文字通り美しいので、ぜひ行ってみてください。
私たちは時間の関係上あまり行けませんでしたが、この辺りは美しい村が密集しているので、もっと行けばよかったなぁ…
<駐車場から見た村の全景>
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